【不正投票および、投票結果の補正について】 今回のイラコンは不正とみなされる投票が多数存在した。 これからその経緯および、管理側で行った処置について説明する。 投票をはじめたのが2007年6月9日のお昼すぎ、ぼちぼち投票が来始める。 今回の投票ツールは誰かが投票するごとにメールでどの作品に投票されたかが通知されるシステム。 私はその内容をチェックしていた。 しかし、どうにも投票内容がおかしい。 ・ある作品(ここでは作品★とする)の投票数の伸びが不自然なほどに顕著 ・具体的に言うと今回5位以内に入った某作品がまだ2票の状態にもかかわらず、すでに12票くらい入っている ・作品★のみの投票が目立つ(本イラコンは複数投票が可能) これを不審と思い相談、アドバイスを受けIPアドレスの調査を開始。 すると、次のような事実が発覚した。 ・作品★に投票したIPアドレスのほとんどはIPの割当国が日本国外(主に香港) ・作品★のみに投票したIPアドレスは全て日本国外 この時点で、誰かが串を刺して、香港経由で複数投票を繰り返していると予測。 一旦投票を中断し、犯人に釘を刺す意味で、警告文めいたものやIPアドレスなどを掲載。 その後、同日16時ごろ投票を再開。 投票再開後、少なからずあやしい投票が見られた。 さらに、100人目あたりからまたあやしげな投票が増加傾向になる。 その日の作品★に投票したIPアドレスを総チェックするのが日課となる。 チェックの結果、香港のIPが次々に見つかる。 三日程度が過ぎた頃、未だに不正と思しき投票が続いていると相談したところ、 どこかで作品★への投票を誘導するようなアドレスの張られかたをしているのでは、 とのアドバイスを受け、投票場にアクセス解析を設置。 すると、中国語のブログと思しきサイトが掛かった。 そのブログでは 鳩急行のイラコンのバナーが張られており、作品★に投票するように書いてある。 しかもリンク先はトップページではなく、投票場への直接リンク。 つまり、一連の不自然な投票行為は、串ではなく誘導形式の組織票だったのだ。 記事の筆者の名前はイラストの投稿者の1人だった。作品★の作者の名前である。 だが、筆者は★の投稿者本人であるかもしれないが、一方で別人ということもありうる。 なにしろ中国というのは無断転載が盛んな国だからである。 しかしながら疑いが濃厚になってしまったのも事実で、 白だった場合は申し訳ないが、本人にメールを送ることにした。 中国語はできないので、作者が日本語で応募してきたこともあり日本語でメールを送信。 これが6月12日の深夜2時ごろである。 (メールここから) ○○さんへ 鳩急行のイラコンVer.♪のNo.017です。 突然のメールをご容赦ください。 実は○○さんへ報告と簡単な質問に答えていただきたくてメール致しました。 実は先日、投票ページでアクセス解析をしましたところ、 次のようなページを発見しました。 URL この記事ではイラコンの投票ページに直接リンクが貼ってあり、 ○○さんの作品である作品★への投票を呼びかけています。 投稿者の名前は「○○」さんとなっていますが、 これは○○さんが書いた記事ですか? それとも別の誰かですか? 私はイラストの作者がコンテストのトップページにリンクして、 参加した程度ことを書くのなら歓迎しますが、 投票ページに直接リンクし、ある特定の作品に投票してくれと宣伝するのなら、 それは悪質な違反行為と考えています。 なぜなら、このような記事を見た人たちは投票のルールを知らないまま、 音楽を聴かずに、他のイラストを見ないで投票してしまうかもしれないからです。 それはこのコンテストの趣旨とは大きくずれたものです。 ですから、もし○○さんがこの記事を書いたのならすぐに記事を消してください。 もし記事を書いたのが○○さんでないのなら疑って申し訳ありません。 謹んでお詫び申し上げます。 尚、日本国外から作品★への投票があった場合、 その投票はすべて無効とする処置をとらせていただきます。 以上、用件のみですが失礼させていただきます。 (メールここまで) 結果 ・返信なし ・記事の削除もなし 当然だが、投票場のURLは変更した。 ※実は古いURLを削除したつもりで忘れており、一時的に投票場が2つある状態だった。  このことによる集計上の問題は無い。 6月13日の深夜1時ごろ、掲示板に質問が来る。 -------------------------------------------------------- ◆ 2007/6/13 (Wed.) 01:31:42 /219.78.65.210 http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/03/00.html このリンクは無効にしましたか? 結果も無効にしましたか? -------------------------------------------------------- ちなみにここで出されているURLは変更前の投票場のアドレスである。 -------------------------------------------------------- ◆No.017 [Home Page] 2007/6/13 (Wed.) 13:12:33 /121.109.86.159 すでにアドレスが変わっているとはいえ、 投票場に直接リンクを貼る行為は非常識です。 これをやったのがイラストの作者なら失格になっても文句は言えないくらいの行為です。 ところであなたはなぜアドレスが変わったことを知っているんですか? なぜ無効になったかどうかを気になされるのでしょうか? あなたのブログか何かで、投票場に直接リンクでも張ってない限り そんなことを気になさる必要は無いと思うのですが。 というか、あなた誰ですか? -------------------------------------------------------- 今更だが、このときの私のレスが非常に幼稚であり、 犯人に情報を与えただけのような気がするばかりで非常に反省しているのだが ここまで読まれた方はなぜ私がこんなことを書いたのかはわかっていただけると思う。 -------------------------------------------------------- ◆ 2007/6/13 (Wed.) 15:56:25 /203.186.169.182 あなたの言うことがよく分からないけど 何でこんなことを知ってるを聞いていれば 私はInternet Explorerのview recordをチェックしたとき着付いていました 投票場のアドレスが二つあるなんか ちょっと気になって、知りたくて、聞いていました 答えたくなければ答えなければいい 気になさる必要はないなんかは言うべきことではないと思います -------------------------------------------------------- ちなみに、投稿の前後で質問した人物のIPアドレスは異なっているが、 いずれも香港のIPアドレスであったことを報告しておく。 ちなみに、問題のサイトに 不知道為什麼投票的link有2條不同的~.~||| http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/03/00.html http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/bote.html というような、 投票場が2つあるのを気にしているらしい発言がなされていたので付け加えておく。 このやり取りがあった日、問題のサイトの直リンクも新しいアドレスに変更がなされた。 こちらも気が付いた時点で新しいアドレスに変更し、アクセスできないようにした。 もちろん、投票IPのチェックも欠かさずに行った。 6月14日、新しくした投票場アドレスをまた張りなおされたのでまた変える。 もちろんIPチェックは継続中である。 6月15日深夜1時。 現時点で不正と思われる投票は約60通になった。 集計時にこれらの投票分を除いて発表するつもりである。 ★作品への投票はもちろん★以外の投票も、 不正とみなしたIPで行われた分については無効とする予定である。 理由は、音楽きいてない/全部のイラストを見ていない等、 コンテストの定めた投票ルールに則っていない可能性があるからである。 尚、今回無効の対象となったIPは以下のような条件で決定されている。 作品★に投票している。   ↓ IPの割当国チェック   ↓ 日本国内以外のIPだった   ↓ 問題のサイトの誘導行為による投票と見なし無効 このような方法を採用しているので、 日本国外のIPの方でちゃんとルールに則って投票したのに★に投票してしまったがために 巻き込まれた方がいるかもしれないが、お許しいただきたい。 また、国外IPでも★に投票していないものに関してはチェックしていないことになる。 しかしながら、投票数が多く、IPを調べるためのサイトに利用回数制限があるため、 すべてのIPをチェックするだけの余裕はないためこれもお許しいただきたい。 ただ、本イラコンではそれなりの投票数が集まっているので、 取り除ききれない不正が少々残っていたとしても(理科の実験でも多少の誤差が出るように) 全体の結果としては妥当なものになっていると考えている。 またこれらのIPを取り除いた後、 投票全体でIPに重複がないかどうかのチェックを行い、 重複があったものに関しては、その投票内容を比較した。 結果、投票した作品が被っていた場合は、重複している分を得票数から省いて計算した。 報告は以上です。 こんなご報告をしなければならないことは管理側としても大変残念ではありますが、 今回の対処について、閲覧者のみなさまのご理解をいただければ幸いです。