グランプリ―『ゆらゆら』
作者:万夜さん(172ポイント)
受賞者コメント:
よよよ万夜です。こんにちは。
おわわありがとうございます!恐れ多くもグランプリを頂けたなんて、いつも夢のように思っていたことでしたので、屋根の上で飛び上がっちゃったりしたいです。
曲を聴いて、そのイメージから絵を描くことは難しいです。だから面白いんですよね。曲は数分あるなか、絵はその瞬間を描かなくてはいけません。
今回は絵がアニメーションのように頭の中でイメージできるよう、主人公のゼニガメが前から奥の方へ泳ぐ一瞬を描きました。私の想像では、その先に光が見え、ゼニガメが呼吸して曲と完結、といったかんじです。メロディーを聴いただけではなかなか構図が沸きませんでしたが、キラキラした音は光、低音でゆったりと流れる音は揺らめく波・・・といったように、メロディーを支える裏の音からだんだんイメージがふくらんでいきました。
アナログかデジタルか、ぱっと見ただけでは分かりにくいですが、アナログです。
前回ピクシーを描かせていただいたときから顔彩を使っています。厚絵手紙を書くときに使ったりする画材です。厚塗りは表面がテカテカして、スキャンしたときに実際の色とは異なってしまうのが難点です…。今回は下地に青いインクを塗ってから、がっつり顔彩を上から塗りました。細かい光は白色の顔彩(胡粉)をのせ、岩場の隙間から漏れた光は、あとから食器用の凄く密度の高いスポンジでこすりました。こすって紙を削っていました(
デジタルによって手頃で簡単に描ける時代だからこそ、もっとアナログの良さに気づけたらと思っています。(でも、楽なのでパソコンとペンタブも愛用してます)
票を投じてくださった方、感想を送って下さった方、本当にありがとうございます。
自分にはもったいないほどで、私の器に容れるにはこぼれそうで大変なくらい嬉しいです。
そしてこのイラストコンテストを主催してくださったNo.017さんには感謝の気持ちでいっぱいです。しつこいくらい毎度参加させていただいています。絵と真剣に向き合う機会を与えてくださったNo.017さんに、これまでお世話になった分と、これからもお世話になる分を含めて、一言。お疲れ様です、ありがとうございます!
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